1.東京銀行協会ビル

東京銀行集会所

東京銀行集会所

1916年(大正5年)9月に竣工。設計は松井貴太郎で、煉瓦壁に白色系の石を配する軽快なデザインに特徴があり、19世紀末のイギリスで流行した建築様式。渋沢栄一が創設した東京銀行協会のための集会施設として利用されたもので、ビジネス街としての広がりができてきたことを象徴している。1993年(平成5年)に外壁だけを残して高層ビルに改築されるが、ファサード保存と呼ばれるこの保存方法は、以降、全国各地に見られるようになる。