6.大手町ファーストスクエア

作事方定小屋/小普請方定小屋
(さくじかたじょうごや/こぶしんぶぎょじょうごや)

少し乱暴だが、「作事」は大工、「普請」は土木という意味。「作事」は江戸城の建築関係に携わる仕事。中井大和、甲良豊後、木原内匠などが携わり、彼らは「御用大工」とも呼ばれた。一方「普請」とは、堀や石垣の工事をさす言葉で、これも武士の仕事だった。江戸城築城時には加藤清正(かとう きよまさ・1562年~1611年)、黒田長政(くろだ ながまさ・1568年~1623年)、藤堂高虎(とうどう たかとら・1556年~1630年)らがこれにあたる。石垣普請は西国大名、堀の開さくは関東、奥羽の大名たちが主にあたったという。